新米電気技術者の道しるべ 道しるべNo-JU0005
-日本電気技術者協会とは?入会する意義、メリットは?正会員と準会員の違いは?-
私は日本電気技術者協会に入会しております。この記事では、約8年間入会している私が日本電気技術者協会とはどのような協会なのか、どのような方が入会対象なのか、入会する意義やメリット、正会員と準会員の違いについて紹介します。
日本電気技術者協会とはこんな協会です。
日本電気技術者協会の説明については公式ホームページに分かりやすい説明がありますので引用します。
入会のすすめ
https://jeea.or.jp/about/admission/guidance.html
協会は、昭和30年3月、通商産業大臣より認可された電気主任技術者の国家資格取得者を主体とした公益法人であります。
電気は、あらゆる社会活動、日常生活の中で一瞬たりとも欠くことができません。そして、電気の安全かつ高度の利用に加えて、省エネルギーや環境対策の一層の推進も必要になってきており、電気技術者の役割、責任は一層大きくなってきております。
このため協会では、多くの電気技術者の方々に電気技術や関係法令等の正確な情報を提供すると共に、一層充実した、電気技術者の相互交流、研さんの場を創ることを目指しております。
また、協会は経済産業省商務流通保安グループ、各地域の産業保安監督部や電力会社との連携機能も有しておりますので、主に各支部が実施する講習会等を通じて、電気主任技術者はもちろん、電気技術者の任務をより適切に遂行するうえで、お役に立つことが出来ると考えております。
このような機能を有する協会を活用することで、電気技術者としての技術力の向上、より高品質の業務の遂行が可能になり、個人的には競争力の強化、より長く、広い視点で見れば、産業・社会の発展に貢献することにもつながります。
電気主任技術者国家資格を持たず、電気技術を習得中の方には準会員として、上述の趣旨に賛同、ご支援いただける企業、団体には維持会員としてご入会いただけます。
なお、第1種電気工事士、1級・2級電気工事施工管理士、エネルギー管理士、技術士(電気電子部門)の資格をお持ちの方は正会員としてご入会いただけます。
入会のメリット
協会にご入会下されば、次の特典があります。(支部によっては実施内容に多少の差異があります。)
技術力、実務能力の向上
電気技術者に欠かせない基礎技術、実務を重点とした各種セミナー、実習、見学会に優先的に参加できます。(支部によって実施内容に差異があります。)
会費には月刊誌「電気技術者」の購読料を含みます。相互交流の輪の拡大
官庁、電力業界に関係する会員、各業界の電気技術者会員と懇親会や各種行事等の場を通じて、意見や情報交換を行い、面識を深めることができます。技術相談
https://jeea.or.jp/about/admission/guidance.html
原因や防止策がわからなくて困っているとき、「技術相談」を通じ、技術アドバイスを受けることができます。
会員の特典は?
会員の特典をまとめてみます。
1.本部発行の会誌「電気技術者」を毎月一回配布
2.各種研修会、講習会、見学会へ参加することが出来ます。
3.ホームページ上の音声付き技術解説講座の資料を印刷できます。
4.技術相談が受けられます。
5.協会発行の電気技術参考書などの割引頒布及び内容に関する相談が受けられます。
6.各種講習会、懇談会の場を通じての情報・意見交換など相互交流による技術力アップを目指すことができます。
7.通信教育の活用支援(団体料金の適用)を通じて資格取得の支援を受けられます。
8.電気関係各種評表彰へ協会員を推薦します。
会員の種別・会費について
次に会員の種類と会費について紹介します。
会員の種別 | 条件 | 会費 |
正会員 | 次の有資格者 ①第1種・第2種・第3種電気主任技術者②許可主任技術者 ③第1種電気工事士④エネルギー管理士(電気部門) ⑤技術士(電気電子部門)⑥1・2級電気工事施工管理士 電気工学科の教師など | ¥12,000/年 |
準会員 | 正会員の資格を有しない方で、電気技術を習得中の方 | ¥9,000/年 |
正会員と準会員の待遇の違い
正会員と準会員では1年あたり3,000の価格差があります。待遇の違いについては定時社員総会の議決権があるかどうかです。正会員にのみ議決権があります。
入会の方法
入会の方法については申し込み用紙に記入しメール・FAX・郵送などで申し込み出来ます。詳細は下記の公式ページを参照下さい。
8年間入会してみての感想
私は電験三種に合格する前から準会員として入会しております。
私が入会したきっかけは雑誌・電気技術者を読んでみたかったことと、各種イベントに興味があったことです。
実際に入会してみてメリットに感じている事も同様に雑誌とイベントへの参加です。
雑誌・電気技術者に関しては月によって差があり、とても有益な記事の月もあるし、あまり参考にならない内容の月もあります。電気技術者は毎月13日位に自宅に郵送されます。
私にとって有益な情報とは電気設備に関する法改正の情報や、電気主任技術者が実際に経験したことや失敗したことなどの生の体験談、電気理論について分かりやすく掘り下げた記事等です。
イベントについては案内は来るもののまだ参加できていないので近いうちに一度参加してみたいと思っております。
まとめ
日本電気技術者協会への入会について紹介してみました。
様々な意見がありますが、私は会費に見合った恩恵を受けていると感じております。
見学会などのイベントに参加した際にはまた記事にしたいと思います。
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