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<実体験>電気主任技術者の認定取得を目指す方へ #電験

新米電気技術者の道しるべ 道しるべNo-JU0011

-<実体験>電気主任技術者の認定取得を目指す方へ-

 私は実務経験の認定により第1種電気主任技術者の免状を取得しました。

 取得を考えた時には認定による取得の情報が少なく、とても苦労しました。その為、私が取得した時の生の経験が同じように認定取得を目指す皆さんの参考になればと思います。

 この記事では認定による取得の全体像を簡潔にまとめたいと思います。

個々の詳しい情報については下記の電気主任技術者まとめボタンをクリックして詳細ページを参照ください。

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電気主任技術者とは

 簡単に言ってしまうと、一定規模以上の建物の電気設備を管理することが出来る国家資格となります。

 もう少しだけ詳しく説明すると、電気主任技術者は電気事業法という法律の中で定められています。電気事業法の上では高圧以上で受電する電気設備には電気主任技術者の資格を持つ者を保安の監督者として選任しなければなりません。(実際には様々な条件により選任せずに済ませる事もあります。)

 電気主任技術者の資格には第1種から第3種まであり、第3種は電圧が5万ボルト未満、第2種は電圧が17万ボルト未満、第1種はすべての事業用電気工作物の保安の監督が出来ます。

電験とは

 正確には電気主任技術者試験と言います。名前の通り、電気主任技術者として選任を受けるために必要な免状を取得するための試験となります。

 その為、試験に合格して免状を取得しても電気主任技術者になったわけではありません。一定規模以上の事業所の電気主任技術者に選任されて初めて電気主任技術者を名乗れるのです。

 気主任技術者試電験というように、電験は略語です。

認定と電験による取得で違いはあるか?

 電気主任技術者の免状を取得するためには、電気主任技術者試験に合格する方法と、学歴と実務経験により認定して貰う方法の2通りがあります。

 私は3種を試験により取得、1種を認定により取得しておりますが、取り扱える設備などに一切の違いはありません。唯一違うのは、免状の番号で、番号によって試験による取得か認定による取得かが分かります。

認定による取得の噂の真相

 学歴と実務経験の認定による認定は情報が少ないため、様々なうわさがあります。私が身をもって体験した、噂の真相を紹介します。

認定取得は電験より楽か?

 人それぞれの考え方と境遇によると思います。私の場合は3種は試験、1種は認定で取得する方が楽(取得しやすい)と感じました。

 認定により取得するためには定められた学歴と実務経験が必要ですが、この2つを満たしていればすぐに認定される訳ではありません。

 必要な書類をしっかりと仕上げ、実務経験に関しての質問には適切に答える必要があります。(必要な書類や実務経験に関しての詳細は下記のボタンより詳細ページを確認下さい。)

 その為、条件を満たしていても簡単に認定される訳ではありません。

 3種の場合は何度も産業保安監督部に足を運ぶ事を考えると試験に合格する方が楽かもしれません。

 1種と2種の試験は2次試験まであり、難易度も高いので、条件を満たしているのであれば認定による取得が楽だと思います。

認定取得にコネは必要か?

 産業保安監督部に認定してもらうには人脈やコネがないと難しいという噂を耳にした事があります。

私は全くコネはありませんでしたが、2回目の面接で書類提出の許可を頂きました。

コネがあった方がスムーズに話は進むのかもしれませんが、コネが全くなくても問題なく認定されます。

認定による取得は下に見られるか?

 認定により電気主任技術者の免状を取得した人は、試験に合格して免状を取得した人に比べて下に見られるという噂を聞きます。

 確かにそういう部分はあると思います。

 特に認定を受ける資格がなかったり、認定を受けた事がない方で試験に合格して免状を取得した方からすると、認定による取得者はずるいとか実力がないとか言われることがあります。

 試験による取得と認定による取得の双方を経験した私が思うことは、認定を受ける事も簡単ではないし、何より認定による取得者は確実に実務経験がありますから、どちらが上というのはないと思います。

 とはいえ、私も2種取得者に会う機会があると試験による取得なのか、認定による取得なのかつい、聞いてしまいます。聞く理由としては試験により取得した場合は、試験勉強の苦労話を聞きたいし、認定による取得の場合もどんな経験を積んできたのか聞きたいからです。そして、試験による取得だった場合にはその人を見る目は確実に変わります。上で述べた事と矛盾が生じそうですが、認定による取得を下に見るというよりは試験による取得者の苦労は相当なもののはずですから、その人を尊敬の目で見てしまうと思います。

年齢が若いと試験を勧められるか?

 私が情報収集していた時には、年齢が若いと試験を受けるように言われるという情報がネットにありました。

 私は30代で認定を受ける事が出来たので、少なくともこの年代以上であれば問題ないという事が実証できました。年齢が若いと認定が受けずらいとすれば20代という事になります。

まとめ

以上、電気主任技術者の学歴と実務経験認定による免状取得について全体像を簡単に紹介しました。

私が認定を受けるために参考にした書籍の紹介はすぐ下のボタンをクリックしてみて下さい。

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