新米電気技術者の道しるべ 道しるべNo-JU0002
-電験三種合格者(第3種電気主任技術者)におすすめの本、参考書-
電験3種に興味がある方、電験3種に合格した方に是非読んでみて頂きたい本があります。
それは、
電験第3種合格者のためのまんが電気設備現場案内―自家用電気設備保守管理の入門書―
です。
この本を一言で説明するとタイトルの通りです。
一言だけ付け加えると、電気主任技術者に興味を持った方や電験三種の受験勉強中の方にもおすすめです。
電験三種は電気の学校を卒業していなくても受験が出来ます。そして、電験三種に合格したとしても電気主任技術者としての実務は試験勉強では勉強したことないことばかりです。
車の運転免許は筆記の他に実技試験があると思います。
しかし、電気主任技術者試験には実技試験はありません。実技試験はありませんが、経験が全くなくても建物の所有者が主任技術者として申請し保安監督部が許可を出せば電気主任技術者として選任され、電気工作物の監督責任が生じます。
この事は、車の免許に例えれば、筆記試験のみに合格した後に、全く車を運転したことがないのに、いきなり道路上を車で走行する行為にあたり、とても危険な事だと思います。
一般的には、会社や建物の所有者が充分な教育を施した上で選任する必要があると思いますが、オーナーの理解がないと中々難しいのが実態かと思います。
上記で紹介している本は、電験受験前の方には、電気主任技術者の仕事はどんなものなのか、資格は取得できたけど今はは電気設備とは関係のない仕事をしていて実務の事が全くわからない方にとってはとても分かりやすい教科書となると思います。
私は電験三種の受験勉強中の辛い時に、この本を図書館で見つけ、合格後の自分を思い浮かべて乗り切りました。
今は合格して7年程度経ちますが、最近書店でこの本を見つけ原点に帰った気がして購入しました。改めて読み直してみましたが、今読んでも参考になる内容です。
皆さんも電気技術者におすすめの本がありましたらコメント下さい。
コメント