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東京電気技術教育センターで高圧受電設備の操作・保守体験実習を受講しました。#電気主任技術者

 6/18に日本電気技術者協会主催の高圧受電設備の操作・保守体験実習に参加してきましたので記録を残します。

 この講習の内容については日本電気技術者協会のホームページに次のようにありました。

 この研修では、まず、 受電設備の実物と単線結線図から機器の配置と役割を解説します。次に、受電設備に使用されている各種の開閉器や遮断器の「投入」「開放」の操作の体験や保護継電器動作の様相と復帰などをしていただきます。
  また、過電流を流したときの電線への影響実験や耐圧試験器での絶縁物の耐圧限度測定などを行ないます。
  見て、動かして、機器操作の体験やさまざまな実験などから、電気そのものを理解し、自身の安全確保の礎になるような研修です。
  カメラをご持参いただけますと記録に残せます。
  講師は、東京電気技術教育センター代表の塚崎秀顕氏です。

 講習はこの建物の4階で行われました。私がこの場所に来るのは今回で2回目です。(1回目は「保護継電器の取扱い実技研修」でした。 )

 今回の参加者は10名程度でした。年齢層は高めだと思いました。60歳前後が4名、50代が2名、40代が2名、30代が2名という感じでしょうか。服装は作業着の方もいれば私服の方もいました。どちらでも特に違和感はありませんでした。私は前回同様私服で参加しました。

 講習の内容については座学はわずかで実技がメインでした。

 講師の塚崎先生はいい意味で破天荒な方です。実際に私が講習で体験した内容がyoutubeにアップされていたので紹介します。水を入れたペットボトルに昇圧トランスによる高電圧をかけコロナ放電を発生させています。これを見れたことがこの講習の一番の収穫でした。

 他にもこんな事もやっています。

 ちょっと撮影角度の関係で分かりずらいかもしれませんが、水を入れたバケットの両サイドに赤い端子を入れ100Vをかけています。この中に親指と人差し指を入れ、親指にクランプメータをくぐらせます。

 まさに人体実験です。。。受講生も体験しました。

 私は体験しませんでしたが、親指と人差し指を写真の角度から90度回転させ、90度に近づくにつれびりびりと感じるそうです。90度回転させた状態で親指と人差し指の間隔を開いていくと更に刺激が強くなるとの事でした。

 他にも、代表的な高圧回路の単結の説明や、断路器・開閉器・遮断機の特性、避雷器の特性、遮断機の引き外し方式、無効電力の仕組み、PAS・UGSの操作方法、停電しての年次点検時の掃除の重要性など為になる内容が沢山あり、大満足の内容でした。

 今後、比率差動継電器の仕組みと特性試験研修会なども予定されているので参加したいと思っております。

 これから高圧設備の勉強を始めたいと思っている方には下記の書籍がお勧めです。

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