新米電気技術者の道しるべ 道しるべNo-JU0010
-私が実務経験の認定により第1種電気主任技術者を取得したきっかけ-
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私は元々第1種電気主任技術者や第2種電気主任技術者の資格を取得するつもりは全くありませんでした。
何故なら、私は生産設備のシーケンス制御やPLC、社内LANなどのシステム管理も担っており、電圧22,000Vとか66,000Vなど耳にしただけでも危険な匂いのする特別高圧の分野とは距離を置きたいと思っておりました。
私の勤務する会社では講習を受けたり、資格を取得するとその分野の第一人者という扱いになるので(それが当然と言えば当然なのですが、会社からの教育というものはありませんのでちょっと不満です)、第1種電気主任技術者や、第2種電気主任技術者の資格を取得すれば特別高圧の設備の電気主任技術者に選任されることになってしまいます。
そんな私が第1種電気主任技術者の免状を取得するに至ったのにはあるきっかけが有りました。
そのきっかけとは、設備更新の見積りを担当して頂いた、保安協会の方でした。
保安協会の方からは、次のように勧められました。
「第2種電気主任技術者認定の条件を満たしていて、特高の事業所に勤務しているのだから是非、第2種電気主任技術者を取得するべきです。保安協会に勤めていて、特高の設備点検をしていますが我々はどんなに望んでも2種は認定されません。あなたは恵まれた環境にいます。エネルギー管理士も取得していて、これに第2種電気主任技術者の資格も加われば怖いものなしですよ!」
保安協会の方のこの言葉で、少し第2種電気主任技術者を意識するようになりました。
それから第2種電気主任技術者について色々と考えたり調べたりしました。
確かに、実務経験があって、第2種電気主任技術者とエネルギー管理士を持っていると路頭に迷うことはなさそうです。
将来、第2種電気主任技術者の資格が欲しいと思ってもその時の状況によっては試験に合格する必要があり、簡単に合格出来るものでは有りません。
今、第2種電気主任技術者を取得出来るチャンスがあるなら取っておくべきだと思うようになりました。
そして、認定の条件を調べていく内に第1種電気主任技術者の認定条件も満たしていることが分かりました。
第1種が必要な仕事に就くことは恐らくないとは思いますが、第2種よりも資格手当も貰えますのでどうせなら第1種でという思いで申請しました。
結果的には無事第1種電気主任技術者の免状を取得でき、資格の上ではかなり高スペックな人材になれたと思います。
免状を取得したばかりの今の気持ちとしては、第1種電気主任技術者の免状に恥じない実力をつけなければと、身が引き締まる思いです。先の事は分かりませんが、免状を取得して良かったと思っております。
以上、私が実務経験の認定により第1種電気主任技術者を取得したきっかけでした。
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