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電気系の大学(認定校)で電気主任技術者の資格認定基準の単位を修得するべきか?

電気系の大学に進学し、単位の説明会で初めて電気主任技術者という資格の存在を知る方も多いかと思います。私もその中の一人でした。このページは私と同じように突然電気主任技術者という資格の存在を知り、資格認定に必要な単位を修得するべきか悩んでいる学生に向けて発信してみたいと思います。

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電気主任技術者の資格取得するために認定校に進学する学生は少ない?

 電気主任技術者(電験)は電気を専門にしている方にとってはとても有名な資格です。そして、電気系の学校(高専、工業高校や大学の工学部など)で指定された学科目を必要単位数取得し、かつ所定の実務経験を経ると電気主任技術者の資格を認定申請することが出来ます。

 しかし、電気主任技術者の資格を取得したくて認定校に入学する方はあまり多くはないように思います。

 そもそも電気系の学校に入学する前に電気主任技術者の存在を知っている方は少ないのではないでしょうか?

 電気主任技術者は需要が多く、魅力的な資格ではあるのですが、弁護士や税理士などのように誰もが知っている資格ではありません。

その為、学校に入学する前に電気主任技術者を目指している方というのは、周りに電気主任技術者として活躍している方がいて、その方の勧めや憧れによるものか、幼いころから電気に興味があり、早くに就職を意識している方、又は一度社会人になった後に電気主任技術者の資格を取るために学校に入学した方に限られると思います。

認定校を卒業するだけでは認定取得は申請出来ない。

 繰り返しになりますが、電気主任技術者は認定校で指定された学科目を必要単位数取得しないといくら実務経験を積んでも認定申請することが出来ません。

 高専や工業高校の事については経験がないため分かりませんが、大学は電気主任技術者の申請取得に必要な単位を取得しなくても卒業出来てしまいます。

 この為、学校側から電気主任技術者についての説明を聞き逃してしまうと、認定取得する権利を放棄してしまうことになってしまいます。

認定校に入学した学生は指定された単位を修得するべき!!

 私は実際に工学部の電気電子科で指定された科目を修得して卒業し、定められた実務経験を積み第1種電気主任技術者の資格を取得しました。

 この経験をもつ私が思うことは、認定校に入学した学生は電気主任技術者認定に必要な単位は修得して卒業するべきです!!

 あなたは今、将来就きたい職業があり、それは電気主任技術者の仕事とはかけ離れているかもしれません。やりたい事がみつからないけれど、少なくとも就きたい職業は電気主任技術者ではないかもしれません。そもそも、実務経験を積める環境にたどり着くかも分かりません。(実際に私も、このような考えを持っていましたし、電気主任技術者の仕事に就く事も考えていませんでした。ただ、私の場合は折角電気電子科に入学したので何か資格が欲しいと思い、一応、認定に必要な単位を修得しました。)

 それでも必要な単位は修得して卒業する事をお勧めします!強くお勧めします!!

 あなたは学校を卒業したあと、何年働く事になるでしょうか?恐らく、40年から50年は働く事になるのではないのでしょうか?

 この40年から50年の間には周囲をとりまく環境や自身の気持ちは常に変化します。電気系の学校を卒業するあなたであれば、この間に実務経験を積む機会に恵まれる確率は高いはずです。その機会に恵まれたら迷わず経験を積み電気主任技術者の資格を認定取得して下さい。

筆記試験合格による取得も簡単ではない。

 私が認定に必要な単位を取得しておくことをお勧めする理由の一つに、筆記試験合格による取得も簡単ではないという事があります。電気主任技術者の資格は電気主任技術者試験(通称電験)に合格することでも取得が可能で、私は電験3種に合格しています。

 この電験は3種が一番優しく、1種が一番難しいのですが、一番優しい3種でも結構手強いです。中には一発であっさり合格してしまう方もいるのですが、何年も合格出来ずにいたり、途中で諦めてしまう方が多いと思います。私も電験3種合格に10年掛かりました。(最初の受験から10年後に合格したという意味でその間、受験申込だけで受験出来なかった年もありました。)

 基本的には過去問を勉強し、基礎力・応用力を鍛えて試験に臨むことになるのですが、電気工事士の試験にあるような、過去問の数字を変えただけという問題は殆ど出ません。また、範囲がとても広く、自分が勉強したところ以外が出題されると太刀打ちできない為、必然的に膨大な勉強時間が必要となります。また、多少の運も必要です。

電気主任技術者の仕事とは?

 では、私がここまでお勧めする電気主任技術者とはどのような資格なのでしょうか?

ここでは初めての方に向けてかなりざっくり説明します。

電気主任技術者の仕事は電気設備の工事・維持・運用の保安の監督を行います。簡単に言うと電気設備の責任者となることが出来ます。工場や商業施設などは法律で電気主任技術者を責任者として任命しなければならない事になっています。あなたの近所にある大型のイオンや小規模なコンビニにも電気主任技術者が選任されています。(実際には様々な選任形態があります。) この事からいえる事は電気主任技術者は活躍の場がとても多く、需要も多いという事です。

 また、十分な経験を積んだ後は電気管理技術者として独立することも可能です。

 電気主任技術者について更に詳しく知りたいと思った方は、是非下記の本を読んでみて下さい。私も持っていますが、今でもたまに読んでいてとてもお勧めです。あなたの人生を左右する可能性もありますので、電気科の方は是非読んでみて下さい。

電験第3種合格者のためのまんが電気設備現場案内
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まとめ

 以上、電気主任技術者の認定取得に必要な単位は修得するべきかという事について紹介しました。卒業するために単位を取ることで精一杯になることもあると思いますので、早めに計画的に単位は修得しましょう!!

 このブログでは電気主任技術者に関する情報を多数発信していますので是非他のページもご覧ください。

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